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大学卒後研修会・金子先生の講演

  山本美智子です。

3月7日、母校の卒研で、恩師金子一芳先生の講演「開業医としての楽しみ」を拝聴してきました。

50年余にわたる臨床経験をお持ちで、鋭い洞察力・確かな技術そして妥協を許さぬ克明な記録をもとに、まさに圧倒的な数の症例によって、御自身のフィロソフィーを提示して頂きました。

歯科臨床の一時代を画された先生の、まさに集大成ともいうべき最高の内容でした。特筆すべきは、普通の講師の先生なら素晴らしい症例があると、その披露で終わることが多いのですが、金子先生は、5年10年30年と、長いスパンの中で、何が良くて、何が悪かったかを、シビアに考察し、貴重な体験をお話し下さったということです。

例えばオーバーデンチャーでバーアタッチメントを使用すると、時間が経つにつれ歯肉の増殖がおこり、ペリオが悪化すること、そしてそれをテレスコープ(コーヌス)クラウンに替えると、見事に歯肉が改善したことなどです。実はこれは前から伺っていたことでしたが、いまインプラント オーバーデンチャーの導入を予定しているものとして、改めて深く考えさせられることでした。

私は卒業直後金子歯科医院に勤務し、文字通り一から教えていただきました。世界レベルの最先端の考え方と技術、素晴らしい設備とスタッフ、そのうえ東京駅八重洲口というロケーションに圧倒され、夢中で様々な事を吸収したいと努力した若い日のことを思い出します。

その後、主人の転勤や子育ての時期を経て、短時間の勤務医として働いていた間は、高度先進医療とは離れた立場にありました。けれどもその時も、金子先生のもとで、学ばせて頂いた経験は、私のバックボーンになっていました。

いま、開業して自分なりのスタイルを作ることができるようになり、改めて先生のリーダーシップの偉大さを感じています。

今回、午前午後にわたる長時間の御講演の間の、歯に衣着せぬ率直な語り口に、まったくお変わりないと安堵した次第です。

講演後、当時一緒に勤務していたKさんと一緒に写真を撮ってもらうことができました。

201037_4  Kさんのご主人様の黒田昌彦先生、1_2

 有難うございました

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