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歯周病に対する歯周組織再生療法(その2)

理事長の山本悦秀です。

歯周病の予防の基本は、毎日のブラッシングです。

それに3か月に1回程度の、定期的な歯科医院での歯石除去が望まれます。

しかし、初期には自覚症状が少なく、歯ぐきが腫れたり、膿が出たりする頃には、相当に進んでしまっていることがあります。

そうなると治療的なSRP(歯石除去およびポケット掻爬処置)を行いますが、さらに進んだものでは、フラップ手術(歯肉剥離掻爬手術)を行います。

この手術において、歯槽骨の垂直的吸収が大きいものでは、骨の再生を期待しての、歯周組織再生療法という方法があります。

その一つがエナメルマトリックス蛋白質(Enamel Matrix Derivative: EMD)で、商品名:エムドゲイン®です。

EMDは豚の歯胚から抽出された粘性の液体で、垂直性骨欠損部への塗布・注入法が主な適応ですが、範囲が広い場合や、根分岐部の病変には、骨補填剤を併用することがあり、良い結果が得られています。

本剤は保険適応外ですが、幸い、ほぼ同様の目的で、保険適応となったリグロス(トラフェルミン Traferrmin : 遺伝子組み換え)が近年発表され、患者さんには福音となっています。

(次回、さらに詳しいご説明をします)

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