学問・資格

四月の保険改正について

皆さまこんにちは、山本美智子です。

お花見シーズン到来で、お楽しみになった方も、
多いと思います。

さて、四月といえば、医療界では2年に1度の、
保険の改正があります。
特に今年は、4年に1度の大きな変化の時で、
厚労省の厚生局主催の講演会は、
大きな会場が満員でした。

ただ今回は、改正の内容を、あらかじめネットで流す、
という初めての試みのおかげで、
例年よりは混みかたが少なく感じました。

これからまた歯科医師会主催の講習会もあり、
周知徹底されることとなります。

改定の大きな部分は、
訪問診療のことでした。
これからの高齢社会への対応として、
在宅医療の推進が重要ということで、
医療側の行動を促すような項目が、
目につきました。

また、歯科における注目点は、
パラジウム合金(いわゆる銀歯)しか使用できなかった部位が、
色々な要件を満たせば、保険でも
白い歯にすることができるようになったことです。

詳しい要件については、
どうぞお尋ねください。

当院でも、四月からの改定に合わせ、
しっかりと準備しておりますので、
ご期待いただきたいと思います。
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第4回城南歯科セミナーを終えて

皆様こんにちは、山本美智子です。

弥生三月、春の訪れが感じられるころとなりました。
皆様方も楽しい計画をお持ちのことと存じます。

さて、先日の2月22日、「第4回城南歯科セミナー」を開催させて頂きました。
歯周病の新しい治療法などを中心に、食事や気の持ち方などアンチエイジングに
関するお話をいたしました。

院内で行う小さな集まりなので、和気藹々として、質問も多くあり、
笑いのなかに終わることができました。

お忙しい中、参加していただいた方々に感謝申し上げます。Img_5775


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歯科の世界潮流を知るセミナー


山本美智子です。
木々の緑も濃くなり、夏を感じる頃となりましたが、皆様お元気のことと存じます。

この日曜日、私は「シロナ」という会社(以前は「シーメンス」といったドイツの企業)の、セミナーに行ってきました。汐留の浜離宮を見晴らす絶好のロケーションにあるそのオフィスで行われた講演は、「デジタル・デンティストリーの世界的潮流を知る」というものでした。
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講師はアメリカのタフツ大学で教えていらっしゃる日本人で、歯科の近未来を、わかりやyすくレクチャーしてくださいました。
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歯科のクラウン(かぶせも)や、インレー(つめもの)は、従来のキャスト(鋳造)で作るやり方から、コンピューターでつくるCAD/CAMのやりかたに徐々に変化しています。インプラントや審美歯科ではかなり前から行われていましたが、最近では保険診療でも一部取り入れられるようになりました。150524


今回はさらにその進化系で、非常に複雑な変化にとんだ工程で、クラウンを作っていく機械の実演に驚かされました。

今後は、クラウン・ブリッジのみならず、義歯もCAD/CAMや、3Dプリンターで作られる時代になります。これからの進歩・発展にワクワク・ドキドキしています。
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東京医科歯科大学でのセミナー

皆様こんにちは、山本美智子です。
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沈丁花が春の香りをただよわせています。梅も今が盛りですね。

梅と言えば、東京医科歯科大学の校章は、白梅の絵柄です。

主人は大学院とその後の口腔外科医としてのスタートを、このお茶の水の大学で過ごさせていただきました。
いわば懐かしいふるさとのような存在です。

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その「東京医科歯科大学」の講堂で、主人は先週の土曜日に講演する機会に恵まれました。
キャンサーネットジャパンというNPO法人と東京医科歯科大学の共催で、東京都や医師会等の後援で行われた「大腸がんのこと2015in東京」というセミナーです。

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口腔癌の専門医としてのキャリアと、大腸癌からのサバイバーとしての経験が生かされた内容でした。主人はこれまでも同様の主旨で全国をキャラバンしていましたが、今回は東京ということで、当城南歯科医院のスタッフも全員で聴講してきました。

司会の中井美穂さんのお話にもあったように、「むずかしいことをユーモアを交えたやさしい言葉で説明して下さったので、とてもわかりやすかった」とスタッフも言ってくれました。

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また、中井美穂さんの壇上でのご紹介のおかげか、ロビーで販売していた主人の著書「走って治すぞガン闘病」も完売したので、そのままキャンサーネットジャパンに寄付させていただきました。

他の講演の先生方のお話も素晴らしく、大腸がんの成り立ち・早期発見・早期治療・手術のこと・薬物療法(特に分子標的薬)・手術器具の説明など最新の医学の進歩について学ばせていただき、たいへん有意義な時間でした。
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最近のセミナーから

皆様こんにちは、山本美智子です。

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2月も末になり、何となく春めいて気持ちが浮き立ちますね。
皆様もお元気でお過ごしのことと存じます。

私はこのごろ色々なセミナーに参加したりして、様々な分野で見聞を広めたいと思い、土曜日曜は都内のあちこちを移動しています。


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2月初めには歯科における多数のカリスマ講師による「歯周病・インプラント・メインテナンスetc」の最新の知見を得て、新しい機器の導入を意識しました。

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次の週は「インプラント学会・地方会」で「日本人と欧米人の解剖学的違いをふまえたインプラント埋入時の考え方」を、興味深く聞いてきました。

その後、経営のセミナー、自己啓発のセミナーなどに出席して、自分の歯科医師としての使命を改めて確認しました。

ついでに本屋さんでは10冊ほどまとめ買いをして、一気に情報量をふやしました。

これらを患者様に還元し、幸せな最高の人生を送られるためのお手伝いができるようにしたいと思っています。それが私のミッションだと考えるからです。

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日本口腔インプラント学会学術大会 福岡

皆様こんにちは。山本美智子です。

台風18号が大荒れでしたが、皆様のお住いのほうはいかがでしょうか。被害の少ないことを、お祈りしています。

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さて私はこの週末、福岡で行われた「日本口腔インプラント学会学術大会」に参加し、とても有意義な勉強をさせていただきました。

今回も9会場で同時に違った内容の講演が行われる、贅沢なプログラムでしたが、イスタンブールの国際歯科連盟の時と同様、主人が計画を立ててくれたので、迷うことなくじっくりと傾聴することができました。

9月14日(土)は、主に基礎的なことの再確認、15日(日)は最先端の臨床と、すべて興味のあることで、ワクワクして聞いていました。

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ことに印象的だったのは、スイスのベルン大学の教授のビスフォスフォネート(BP)の講演です。

BPは、骨の破壊を防ぐ薬で、骨粗しょう症をはじめとして、癌の骨転移にも使われる、大切な薬剤です。ところがこの薬を長期間使用した方の歯を抜くと、骨の再生が正しく行われず、骨壊死をおこすことがあります。

私たち歯科医師は、このことを非常に問題視し、外科処置に際しては「骨粗しょう症でお薬を飲んでいらっしゃいますか?」と常にお聞きします。

一般的には薬の服用がわかった時点で、外科処置をやめるか、3か月ほど休薬してから行うかの、どちらかです。

今回のベルン大教授のお話では、休薬はしない、外科処置なかでもインプラントの埋入に関しては、しっかりとインフォームドコンセントをし、患者様が希望すれば、手術を行うこともあるとのことでした。

日本ではまだそこまでリスクをおかすことはしませんが、BP生産世界一のスイスならではの選択と思われました。

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歯周病とインプラントの関連も、大きな関心がありました。徹底した歯周病治療と、術後のケアが必須なのは、周知のとおりですが、実際に行うことの大変さもわかります。患者様の立場になったケアの立案が、必要と思われました。

帰りの飛行機は、心配された遅れもほとんどなく、無事着陸しました。本当に有難いことです。

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イスタンブールの歯科学会

山本美智子です。気候の変化の激しいこの頃ですが、皆様お変わりありませんか。

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                      歯周外科の処置

私どもは、遅い夏休みとして8月最後の一週間、トルコのイスタンブールであった歯科の学会に参加して来ました。

FDI(国際歯科連盟)の年次学術大会で、毎年各国で開催されます。私は今までメキシコ、パリ、香港に参加しましたが、今年のトルコも期待していました。

ところが5月ごろのデモ・暴動の報道で、気持ちが動揺しましたが、主人の勧めもあり「リスクのない人生はない」との観点から、旅立ちました。

結果はとても素晴らしく、これでまた歯科の治療に対する信念を強固にすることができました。今この時の世界レベルの講演を多数聞くことで、現在行っている自院の診療が、とても理にかなったものであると、自信を持つことができました。さらに、新しい手術の術式も学び、これからの毎日に生かしていこうと思っています。

プログラムは多彩で、開催中の4日間、常に6カ所の会場でそれぞれの講演が行われているので、全部を聞くことはできません。そこで予習が必要になります。自分に最も必要のものはどれか、時間はどうかを考えてから選びます。

厚さ1.5㎝の分厚いプログラム本に、虫眼鏡で見るほどの小さな英語の文字がびっしり書かれているのを手にしたときは、正直たじろぐものがありましたが、主人は平気で綿密に調べあげ、私に行くべき会場を指示してくれました。

そこですべて主人にお任せで、4日間の講演時間をクリアして実りある学会をおえることができました。感謝です。

主人は今まで、国際学会と言えば自分で発表する場と考えていたので、今回のように聞くだけというのは、多少意に染まぬ気もあったようですが、これまでの専門外のことに興味がわき、楽しむことができたとのことです。

特に歯周外科の分野での収穫は大きかったようです。今まであきらめて抜歯せざるを得なかった歯が、蘇ることも可能となります。

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                        歯周病治療

さてせっかくイスタンブールに12時間かけていくので、少しは観光も、とのことで学会1日前に着き、市内1日ツアーをしました。ブルーモスクなど、イスラムの人々が大切にしている生活を観させていただき、多様性を感じました。

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                        アヤソフィア

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             アヤソフィアの内部 ビザンチン様式のキリスト像

またアヤソフィヤは、キリスト教会として建てられたものが、イスラムのモスクとして使われ、現在は美術館になっています。

昔読んだ辻邦生さんの偉大なる長編小説「背教者ユリアヌス」や、塩野七生さんの「コンスタンティノープルの陥落」「ローマ人の物語」などを思い出し、歴史に思いを巡らせました。その場に自分がたっているということ、は夢のようでした。

こうして有意義に過ごしてきましたが、現在の市内は平穏で有難いことでした。オリンピックに関しても、冷静な感じがありました。

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お蔭様で私も、あまり時差ぼけもなく、元気に診療しております。また宜しくお願い致します。

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第13回日本抗加齢医学会(その2)

山本美智子です。

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6月30日(日)にも、パシフィコ横浜の抗加齢医学会に出席して、ワクワクしてきました。

前日に続き、「糖化」の話題が多かったのですが、「抗糖化」に関するお話を興味深く聞きました。

「抗糖化」として今まで多く語られたのは、「糖質(炭水化物)」を極力摂らないようにするか、食べる順番を遅くして、急激な血糖値の上昇をおさえるということでした。

今回は、「自制心に自信がない人への救いの手」という意味合いの、商品の説明がありました。

糖質を摂る前に飲んでおくと、吸収が穏やかになる飲み物とか、AGEs(最終糖化産物)ができてしまったのを、減らす薬とか、色々考えられるものだなあと感心しました。

医学の歴史は、そうやって進歩してきたという事実を、改めて認識しました。予防のための知識はあっても、実際には実践できないことが多く、「悪くなってしまったものをどう治すか」が、現在の医療保険の中核です。

私は歯科における予防が大切と思い、できるだけ広めたいと思っていますが、「個人の自制心」にゆだねられるところも多く、まだまだ問題があります。

次は骨粗しょう症の話題です。有効な治療薬として、ビスフォスフォネートが多く使われていますが、近年歯科で外科的処置をする際、この薬の服用者に骨壊死がおこる可能性が指摘されています。

そこで私たち歯科医師は、抜歯等の観血処置をするときは必ずビスフォスフォネートの服用の有無をおたずねしています。

今回のお話はこのビスフォスフォネートにかわる効果的な薬の説明でした。歯科の治療に安全なものであれば、本当に有難いと思います。

最後に「市民公開講座」で、坪田一男先生の”Happy People Live Longer.”の掛け声で、会場のみんなが乾杯の格好をして、元気を頂きました。

この言葉は「幸せな人は、長生きする」ということで、昨年の特別講演でアメリカからの演者が、「自分は幸せであると思っている人は、実際長生きすることが実証されている」と語られたことからきています。

私もこの言葉が大好きで、時々使わせていただいていますが、脳に効くようです。どんなに苦しい大変な時でも、考え方ひとつで(解釈の仕方で)よいことになります。事故にあっても「この程度で済んでよかった」と考え、病気になっても「これで生活習慣を改める良いきっかけになった」と思えば、いつも幸せです。

坪田先生は「ご機嫌」をモットーにして、いつも笑顔でいらっしゃるので、私も「感謝と幸せ」をモットーにして、笑顔で生きたいと思います。

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第13回日本抗加齢医学会(その1)

山本美智子です。

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今日は楽しみにしていた「抗加齢医学会」がパシィフィコ横浜であり、新しい刺激を受けてきました。

今私は「糖尿病」と「歯周病」の関係を勉強しているところなので、久留米大学糖尿病学の教授、山岸昌一先生のAGEsの講演は大変興味がありました。

AGEsは、「最終糖化産物」(Advanced Glycation End-products)といわれるもので、蛋白のアミノ基に糖が結合したものです。現在、老化を促進する危険因子として大変注目されています。

山岸先生によれば「糖まみれになった劣化蛋白」と、見事な表現をされていました。

この「糖まみれになった劣化蛋白」が多いと糖尿病になり、血管性の疾患はもちろん、他に肝不全、うつ病、がん、骨粗しょう症、アルツハイマー、パーキンソン病のリスクが高くなるとのことでした。

もちろん歯周病にもかかりやすくなります。歯周病は口腔内の歯周病菌によって歯肉が炎症を起こし、さらに歯を支える歯槽骨が溶けて、最終的には歯が抜けてしまう、こわい病気ですが、糖尿病と密接な関係があります。

糖尿病によって炎症が起こりやすくなり、骨粗しょう症によって骨が溶けやすくなるのです。

また逆に、歯周病を治すと糖尿病が改善されることも知られてます。

それではどうして「糖まみれになった劣化蛋白」ができるのでしょうか。

それは、ずばり「高血糖」です。血液中の糖が多くなると、体中の蛋白質と結びつきやすくなるのです。そして前述の病気を引き起こし、皮膚に現れると、蛋白質(コラーゲン)が劣化(糖化)し、しわやたるみの原因になります。

活性酸素により「酸化」することを、一般的に「錆びる」といい、高血糖により「糖化」することを「焦げる」と、言っています。

加齢はだれも止めることはできませんが、せめて自分でできる範囲で「錆び」や「焦げ」を少なめにしたいものですね。

別の講演で、漫画家の弘兼憲史さんのお話もありましたが、65歳という年齢を感じさせない、若々しい風貌と発想、行動力に感服しました。同世代の活躍は、嬉しい限りです。

私も少し若返って会場を後にしました。明日もまた楽しみです。

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「口腔疾患から誘因する全身疾患と歯周治療

山本美智子です。

節分の日の今日、文字通り春めいた明るい空の下、東京都歯科医師会の学術講演会に行ってきました。

午前は細菌学の落合教授の、歯周病菌と全身疾患とのかかわりについての新しい知見が述べられました。、肺炎は、2011年の統計でそれまでの脳血管障害をおさえて、死因の第3位になりましたが、高齢者の多くが誤嚥性肺炎で死亡することを考えると、誤嚥性肺炎の予防の切り札「口腔ケア」は、まさに命を救う処置であるとのことです。

歯周病は一般的に常在細菌による感染症であるが、1歯だけの重症のものは、ウイルスが関与していると考えられる由。免疫との関連についても貴重なお話を伺いました。

午後は歯周病学の小方教授が、歯周病によりできる炎症性サイトカインが全身に及ぼす影響と、歯周外科の詳しい手技について、動画を交えて細かく説明されました。中でも最新のエムドゲインを歯面に塗る手術の、コツについて興味深くお聞きしました。

会場では大学の同級生、F さんと I さんに会い久しぶりの話ができました。
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